『夢をかなえるゾウ』の感想とガネーシャの教え②

昨日に引き続き、『夢をかなえるゾウ』についての記事です。

 

食事を腹八分に抑える 

昼食をどれくらい(の量)食べているかとガネーシャに聞かれた主人公は、「社員食堂で出された分だけ食べている」と返します。

 

それを聞いたガネーシャは、「じゃあ、今日は『腹八分』やな」と言いました。

 

「基本的には自分ら食いすぎやねん。食いすぎとると体に悪いし、眠なるし、集中力下がるし。あ、あとな、寝る前に食いすぎると目覚めが悪いんやで。自分が朝起きられへんのもそのせいちゃう?」

 

自分の食生活を振り返ってみると、ご飯を食べた後は眠気が襲ってきたり、食べ過ぎたときはお腹に圧迫感があって息苦しかったりと、作業に集中しづらい気がします。

 

また、以前読んだ本に、人間の体は16時間くらい何も食べない時間があったほうが消化吸収が十分に行えるため、食事は12時から20時までの間のみにするべきという話がありました。

 

人間が一日に3食の食事をとるようになったのは人類の歴史の中ではつい最近のことで、人間の体は本来そんなに頻繁に食事をするようにはできていないとのこと。

 

 

この理論がどれだけ正しいのかはわかりませんが、僕自身の経験として、バイトで夜遅く(22時以降とか)に家に帰って食事をしたり、まかないを食べて帰ったりした次の日の朝は目覚めが悪いです。

 

逆に、お腹は空いているけど食べるのがめんどくさくてそのまま寝ると、次の日はすっきりと目が覚めます。

 

ガネーシャが言うように、僕たちは思っている以上にご飯を食べすぎていたり、体のコンディションに良くない食べ方をしていたりします。

 

そのせいで本来のパフォーマンスを発揮することができず、勉強やスポーツ、仕事に悪影響を及ぼしているかもしれません。

 

 

近いうちに記事にしますが、こうした問題を解決できそうな食事法があるので、実践していきたいと思います。

 

みなさんも、まずは腹八分に食事量を抑えることから始めていきましょう。

コンビニでお釣りを募金する

コンビニに限りませんが、レジには必ずと言っていいほど募金箱が置いてあります。

 

この募金箱、実際にお金を入れたことがある人は少ないのではないでしょうか?

かくいう僕もありませんでした。

 

 

世の中に困っている人がたくさんいるのはもちろんわかっています。

 

台風や地震の被災者、病気に苦しむ人々、通える学校がない子供たち...

 

でも、そういう人を助けるためには莫大なお金が必要で、そのお金は政府や国際機関が出せばいいと思っていました。

 

僕なんかがレジ横で数十円募金したところで意味があるのか?

そんな行為は自己満足の偽善じゃないかと。

 

そう思っていました。

 

 

しかし、「募金ってなんか偽善者っぽい感じがするんですよね。」という主人公を、ガネーシャは「三流」と言って一蹴します。

 

「ええか?これから自分は成功していくんやろ?そのつもりなんやろ?せやったら、これからはめちゃめちゃ人を喜ばしたり、世の中にとってええことしまくっていかなあかんのやで。それを後ろめたく思てどないすんねん」

 

ガネーシャは、お金とは人を喜ばせて幸せにした分だけもらうものだと説きます。

 

だから、お金持ちになるにはたくさんの人を喜ばせたいと思える人間にならなくてはならず、そういう気持ちを素直に大きくすることが大切で、募金とはそのためにするものだというのです。

 

 

ガネーシャは、スタンダード・オイル社の創業者であるジョン・ロックフェラーが若いころから収入の10%を寄付に充てていたエピソードを紹介します。

 

収入の10%といえば、今の日本でいえば初任給でも1万数千円~2万数千円で、かなり大きな額だと思います。

 

それだけの募金をするのは正直迷ってしまうと思いますが、逆にそれぐらいの募金をするからこそ、「誰かの幸せのためにお金を使った」という自負が生まれるのかもしれません。

 

 

今の僕は親のすねをかじって生きている学生なので、収入の10%を募金するというのは現実的ではありません。

 

そんな余裕があれば親の負担を軽減してあげるべきですね。

 

それでも、自分以外の誰かを喜ばせるためにお金を使うことは今のうちから習慣にしたいと思いました。

 

遠くにいる顔も知らない人でなくても、身近にいる人のためにお金を使うということです。

 

それはたぶん、後輩にご飯をごちそうするみたいな、そういう些細なことからでも十分だと思います。

 

自分を喜ばせるお金の使い方を人は日ごろから考えていますが、たまには人を喜ばせるお金の使い方を考えるのもよさそうだと思いました。

会った人を笑わせる

ある日、ガネーシャは主人公の話し方がつまらないと文句を言い、これからは会う人を笑わせろと言う課題を出しました。

 

「笑わせる、いうんは、『空気を作る』っちゅうことなんや。場の空気が沈んだり暗かったりしても、その空気を換えられるだけの力が笑いにはあるんや。ええ空気の中で仕事したら、ええアイデアかて生まれるし、やる気も出てくる。人に対して優しゅうなれるし、自分のええ面が引き出される。それくらい空気言うのんは大事やし、笑いって大事なんやで」

 

会う人を笑わせる。

簡単なようで難しい課題です。

 

 

この課題の難しいところは、まず自分の気分をポジティブな方向にコントロールしなくてはならないところです。

 

誰しも、通学や通勤中のちょっとした出来事がきっかけで、むしゃくしゃした気分で学校や職場についた経験があるはずです。

 

しかも、そんなときに限ってクラスメートにうっとうしい絡まれ方をされたり、同僚や上司に面倒な仕事を頼まれたりする。

 

こんな気分では、人を笑わせるどころではありませんよね。

 

 

それでも、ガネーシャの課題をこなそうと思ったら自分のイライラはどこかに置いて、笑顔で冗談を言ったり、気の利いた返しをしなくてはなりません。

 

怒っている人やつまらなそうな顔をした人がどれだけジョークを言っても相手は笑えませんし、そもそもジョークと捉えられず、嫌味を言っているように受け取られかねないからです。

 

人を笑わせるには、まず自分が笑顔にならなくてはならないのです。

 

自分を笑顔にするというのは人を笑わせるよりも難しいことなのかもしれませんが、ガネーシャの教えには人を笑わせることを意識することで、自分も笑顔になれという意味があるのかもしれませんね。

 

 

そして人を笑わせることは間違いなくコミュニティでの自分の立場をよくします。

 

誰だって一緒にいて楽しい人と時間を過ごしたいし、どうせ仕事をするなら面白い人と仕事がしたいはずです。

 

ガネーシャの教えは、「人を笑わせることで自分の周りにたくさんの人が集まるようになって、それがやがて自分の信頼を高めて、いい仕事が舞い込んでくる」ということだと思います。

 

 

学校や職場でいきなりキャラを変えることは難しいですし、無理に笑わせようとすると変に思われるかもしれません。

 

少しずつでいいので、一緒にいる相手を楽しませようという意識で過ごしていきたいと思います。

まっすぐ帰宅する

ある日、主人公は泥酔状態で帰宅しました。

仕事終わりに同僚に誘われて飲みに行ってきたのです。

 

帰宅した彼は、

「本当はこれ着ぐるみなんでしょ?」などと言いながらガネーシャにダルがらみし、挙句の果てには

 

「神様だったらすぐに成功させてくださいよぉ。本当は偽物なんじゃないですかぁ?」などと暴言を浴びせたのです。

 

「自分、そんなこと言うてたらホンマにバチあたるで」

 

とガネーシャは警告し、「あてられるもんならあててくださいよぉ」と言った主人公は、翌朝目が覚めるとベットに縛り付けられていました。

 

目覚めた主人公にガネーシャは語りかけます。

 

「世の中のほとんどの人間はなぁ、『反応』して生きてんねや。

 

(中略)

 

自分から世の中に働きかけるんやのうて、自分の周囲に『反応』しとるだけなんや。

 

親から言われて勉強して、みんながやるから受験して、みんなが就職するから就職して、上司から『これやっとけ』言われるからそれをやって、

とにかく反応して、反応して、反応し続けて一生終えるんや。 

 

(中略)

 

もっと具体的に言おか。

 

例えばその日のうちに自分がやらなあかんことがあるとするやん。夢とか目標とか、そういうの中心に毎日の生活組み立ててったら、飲みの誘い断ってたかもしれへんやん。

 

でも自分は『誘われたから』行ったんや。誘われた、という周囲からの働きかけに対して、反応して流されたんや。そやろ?」

 

耳が痛いのは僕だけではないでしょう。

 

僕自身、これまでやるべきことがあるのに友達に誘われて遊びに行ったことが何度もありました。

 

高校時代、テスト週間で勉強に専念しなくてはならないのに、友達に誘われてサッカーをしたこと。

 

大学に入り、テストの前日なのに友達に誘われて飲みに行ったこと。

 

周囲からの誘いに「反応」して僕がしてきたことは、その時は楽しかったけど、後から振り返ると何の役にも立たず、それどころか僕の人生にはマイナスになることが多かったです。

 

あの時、友達の誘いを断ってテスト勉強に専念していれば、もっといい大学に行けてたかもしれないし、単位を落とすこともなかったかもしれない。

 

もっと自分の将来を考えて何をするべきなのか計画を立てて、そのための努力をするべきなのに。

 

それを分かっているのに、大学4年生になった僕はみんなが就職活動をしているから就職活動を始め、友達が受けているからというだけの理由で特に興味もない業界の企業を受けていました。

 

そして今、手に入れた内定の中で、親が「安定が一番だよ」と勧めてきた企業に入社しようとしている僕がいます。

 

ガネーシャが聞いたらあきれそうなほどに「反応」し続けの人生です。

 

 

 

もしも人生で成功したいなら、ガネーシャが言うように自分の時間は自分で管理し、やるべきことをコツコツとやらなくてはなりません。

 

特に社会人になれば、一日のほとんどは仕事に割かなくてはならず、まとまった時間をとることは難しいはずです。

 

「休日にやればいいや」ではなく、平日の無意味な飲み会を断って帰宅し、少しの時間でも積み重ねていかなくてはなりません。

 

 

ガネーシャは、仕事終わりの時間や週末の時間をひたすら執筆に回して現在の地位を築いたスティーブン・キングのエピソードを紹介します。

彼は小説家になる前は学校で先生の仕事をしていたというのです。

 

以前の記事で紹介した本多静六も、仕事以外の時間でひたすらに執筆を続け、生涯で370を超える著作を残しました。

 

www.kenzou-jishu.com

 

偉大なことを成し遂げる人が持っている才能とは、誘惑に負けずに自分がやるべきことをやるための時間を確保する”自制心”なのかもしれませんね。

 

僕はこれまで「反応」し続けの人生を歩んできた結果、まだ大学も卒業しないうちからぱっとしない人生を歩んでいる自覚があります。

 

でも死ぬときに振り返って満足できる人生を送るためには、周囲の誘いや世間の常識に流されるのではなく、自分のやるべきことをやり、自分の価値観で生きていかなくてはなりません。

 

内定先企業への入社手続きが迫っていますが、もっと違う働き方を模索したいと考えています。

 

そして(いつになるか分かりませんが)社会人になっても、くだらない飲み会や”サラリーマンの付き合い”で自分の時間を無駄にすることなく、勉強に励んでいこうと思います。 

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