『夢をかなえるゾウ』の感想とガネーシャの教え①

『夢をかなえるゾウ』とは?

『夢をかなえるゾウ』は2007年に出版され、著者である水野敬也さんを一躍有名にした本です。

 

 

「笑い×自己啓発」という水野さんのスタイルを確立した本であり、その後は第2弾、第3弾も刊行され、人気シリーズとなりました。

 

この本の存在は高校時代から知っていましたが、これまで手に取って読むことはありませんでした。

 

しかし、最近になってkindle unlimitedで読み放題の対象になっているのを偶然見つけ、この機会に読むことにしました。

 

 

ストーリーをざっくりと説明します。

 

平凡なサラリーマンである主人公はある日、会社の先輩に連れられて有名な実業家の誕生パーティーに潜り込む。そこに集まっていたスポーツ選手やテレビタレント、モデルやアイドルといった「キラキラ」した人たちと自分のギャップに打ちのめされ、帰宅後にやけ酒を飲んで眠りに落ちる。

 

翌朝目が覚めると、目の前にゾウの姿をした神様・「ガネーシャ」が現われ、「人生を変えたいか?」と尋ねてくる。

 

突然現れたガネーシャの存在を信じきれないながらも、「人生を変えたい」と決意した主人公はガネーシャと「契約」を結び、人生を変えるための様々な課題をこなしていく....

 

ジャンルとしては自己啓発本ですが、「朝6時に起きて勉強しましょう」とか「週に3回はジムに行きましょう」みたいな、成功者の行動スタイルをただ記しただけの本ではありません。

 

成功するための心構えを、主人公とガネーシャのテンポのいい、面白い掛け合いの中で示してくれる形式となっていて、単純に物語としても楽しく読み進めることができると思います。

 

この小説の面白さのキーとなるのがガネーシャというキャラクターなのですが、インドの神様なのに関西弁で話し、あんみつが大好物という設定がまず面白いです。

 

そして主人公に腹八分の食事を勧める一方で自分は「腹十二分」の大食いで、

「反面教師に自ら率先してなっとるからやねんで!」

という意味不明な言い訳をしたり、日本での「ガネーシャ」の知名度の低さにすねたりと、ちょっとウザいところもあるけど愛らしいという、魅力的なキャラクターです。

 

そんなガネーシャの教えについて僕が思ったことを書き残したいと思いますが、長くなったので複数回に分けて投稿していきます。

 

靴をみがく

ガネーシャの最初の教えは、靴をみがきなさいというものでした。

 

え?人生を変えるための教えがそれですか?

 

と疑問を抱く主人公に、ガネーシャは野球選手のイチローのエピソードを紹介します。

 

イチローは、「神聖な商売道具を粗末に扱うことは考えられない」と言い、小学生の頃から入念にグラブをみがいていた。

そういった仕事に対するまっすぐな姿勢こそが成功への道だとガネーシャは語ります。

 

「ええか?自分が会社行く時も、営業で外回りをする時も、カラオケ行ってバカ騒ぎしてる時も、靴はずっと気張って支えてくれとんのや。

そういう自分支えてくれるもん大事にできんやつが成功するか、アホ!」

 

今、外出しているなら足元を見下ろしてみてください。

あなたの靴は汚れていないでしょうか?

僕はこの章を読んでいた時、靴が泥で汚れていました。

 

正直な話、僕も主人公と同じで靴磨きなんかしても成功しないだろうと思いました。

しかし、よく考えてみるとメディアに出るような成功者で汚らしい靴を履いている人なんて見たことがないことに気が付きました。

 

「神は細部に宿る」とスティーブ・ジョブズは言いましたが、立派な人が細かい部分まで気を遣うのは確かなことなのかもしれません。

 

そして、自分を足元から支えてくれる靴に感謝できるような人は、身の回りで自分を支えてくれる人にもちゃんと感謝することができ、そういう人が信頼を勝ち得て仕事でも成功してくのかもしれないと思いました。

 

帰宅後の5分、いや3分でも、靴をみがく習慣をつけていきたいと思います。

トイレを掃除する

靴の次はトイレかと、ここまでは自己啓発本で定番の内容が続きますが、それだけ大切な事だということでしょう。

 

トイレ掃除ほど誰にとっても大切で、かつ誰もやりたがらないことはありません。

 

汚れがこびりついた便器と向き合って拭き掃除をしたり、ブラシでこすったりするのはほとんどの人にとってかなりの苦痛だからです。

もしも便器の中の水が顔にはねたりしたらと思うと発狂しそうになりますね。

 

しかし、「誰もやりたがらないけど誰もが必要としている」ことをやるというのは、ビジネスの本質ともいえます。

 

「トイレを掃除する、ちゅことはやな、一番汚いところを掃除するっちゅうことや。そんなもん誰かてやりたないやろ。

けどな、人がやりたがらんことをやるからこそ、それが一番喜ばれるんや。

一番人に頼みたいことやから、そこに価値が生まれるんや。」

 

インスタントの安いコーヒーがあるのにその数倍の値段でもスタバのコーヒーが売れるのは、おいしいコーヒーを飲みたい人はたくさんいても、おいしいコーヒーを作るために手間をかけたい人はほとんどいないからです。

 

ビジネスで成功する人は、「他の人がやりたがらないけど多くの人に必要とされていること」に目を向けることができる人なのかもしれません。

 

ちなみに最近はトイレ掃除グッズもかなり進化していて、シートもブラシもトイレに流して使い捨てできるものがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

一緒にトイレ掃除、頑張りましょう。

毎朝、全身鏡を見て身なりを整える

僕たちは自己啓発本を読むと、それを読み終えただけで精神面が鍛えられたような錯覚を抱いてしまいます。

 

しかし、たった一回のトレーニングで立派な筋肉がつくわけではないように、自己啓発本を読んだだけですぐに人間の内面が変わることはありません。

 

体の変化に時間がかかるように、精神の変化もまた、時間がかかるのです。

 

ではどうすればいち早く精神を鍛えることができるのか。

 

ガネーシャは環境を変えることで精神にも変化が現われ、服装は簡単に変えることのできる環境の一つだと語ります。

 

「服は変えられることのできる環境の一つです。ナポレオン・ボナパルトくんも言うてはります。『人はその制服の通りの人間になる』と。

服装が人の意識に与える影響は見逃せまへん。自分に自信の持てる服を身に着ければ、行動や言動も変わると言われとります。」

 

ちなみにガネーシャが敬語を使っているのは、教えをもったいぶってふざけた暗号を使ったところ、主人公にビンタされて面くらっているからです。

この辺の主人公とガネーシャのやりとりも注目して読んでいただければと思います。

 

さて、ナポレオンが言ったとされる「人はその制服の通りの人間になる」という言葉ですが、日本一有名なホストであるローランドもまた、似たような言葉を言っていました。

www.kenzou-jishu.com

 

ローランドは、

「いいスーツを着ていると、それが似合う男になるじゃん。ジャージばっかり着ていると、ジャージが似合う男になっちゃうんだよね」

という名言を残していて、これは多くの人に響く言葉なのではないでしょうか。

 

大学を見渡しても、モテそうな人は男女問わずきちんとした服装(おしゃれとは言えなくても、清潔感があって無難な服装も含む)をしていて、なんというか、自信が顔からあふれているように思います。

 

逆に、教室の隅で2,3人で固まっているモテなそうな男たちは、よくわからない柄物のシャツを着たり、ジャージとスウェットという服装をしてたりします。

 

ガネーシャが言うように、服装が人の内面に与える影響は大きいということでしょう。

おしゃれとまではいかなくても、無難で清潔感のある服装をしていれば自信をもって街を歩けるし、就職活動でスーツを着ていたころは思わず背筋を伸ばして立っていました。 

 

毎朝、鏡を見て服装を整えることで少し自信が付き、その自信が行動を変えて、人生を少しずつ変えていくのかもしれませんね。

 

僕も服装と髪型を整えて外出することを心がけようと思います。

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『夢をかなえるゾウ』の感想とガネーシャの教え②

 

『夢をかなえるゾウ』の感想とガネーシャの教え③