映画「最高の人生の見つけ方」から学ぶ後悔しない人生の送り方

「最高の人生の見つけ方」は余命半年を宣告された二人の老人が、残された時を人生でやり残したことに捧げるというストーリーである。

 

家庭を顧みず何度も離婚し、仕事に人生を捧げて何億ドルもの資産を積み上げた大富豪エドワード

大学在学中に彼女が妊娠し、中退して以来3人の子供を育てるために自動車の修理工として働いてきたカーター

偶然同じ病室となった二人の老人は余命半年を宣告され、残された時間を人生でやり残したことに捧げようと決意し、旅に出る。

 

ちなみにこの映画の原題である「The Bucket List」は「死ぬまでにしたいことをリスト化したもの」を指し、劇中で二人は紙のメモにボールペンでやりたいことを書き出し、達成するたびに棒線で消していった。

 

なぜ「Bucket」なのかというと、「kick the bucket」で「自殺する」という意味がある慣用句に由来している。

 

首をつって自殺する人が踏み台にしていたバケツを蹴る様子からきているそうだ。

 

二人がメモに書きだしていたことは

「スカイダイビングをしたい

「涙が出るほど大笑いしたい」

「世界で最高の景色を見たい」

などなど。

 

その多くはかなりのお金が必要なもので、エドワードの資産がなければ達成できなかったかもしれない。

 

しかし、二人が「やり残したリスト」のための旅の中で気が付いた、「本当に後悔していること」、「大切なもの」はもっと身近で、お金とは無関係なものであった。

「家族」である。

エドワードには離婚した妻の一人との間に娘がおり、その娘の結婚相手のことで娘と揉めて以来、結婚式にも呼ばれず絶縁関係になっていた。

 

エドワードはずっと娘に会いたいと思っていたが、プライドが邪魔してそれができないでいた。

 

一方カーターも、家族のために我慢を重ねてきた人生の最後の時間を自由に使いたいと考え、旅をし続けようとしていたが、本当に大切なものは家族と過ごす時間なのではないかと悩んでいた。

二人は互いに「おせっかい」をし、お互いの幸せのためにするべきことを指摘し合うが、それが原因でケンカになってしまう。

二人の関係がどうなってしまうのか、そして二人の「やり残したリスト」は完成され、幸せな最期を迎えることが出来るのか。

 

それはぜひ映画を観て確かめてほしいと思います。

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さて、僕がこの映画を観て考えたのはどうすれば死を宣告されたときに後悔しない生き方ができるのかということである。

 

Twitter上では働き方を工夫して時間と自由を手に入れている人の話をよく見かけるが、

「普通に進学し、普通に就職して定年まで働き続ける」という人生がまだまだ一般的であろう。


以前どこかで見かけた、

 

「学生は時間はあるがお金がない。社会人はお金はあるが時間がない。」

 

という言葉は核心をつていると思う。

 

僕は今大学生で、まとまった時間をとることは難しくないがお金がないためあまり遊びに行くことが出来ないことを実感している。

 

そして社会人になればお金は稼げるが一日の大半を仕事に捧げなくてはならず、まとまった時間をとれるのは週末だけだろう。(休みがあるだけでもマシかもしれないが)

 

それも仕事の疲れがあって寝て過ごしたり、平日の夜はストレス解消で酒を飲んだりしている人は、週末に遊ぶお金がなくて何もせず休日を終えるということもあるだろう。

 

そして結婚すればパートナーとの関係や子育てにエネルギーを注がなくてはならず、生活費や教育費、老後に向けた貯蓄や資産形成にお金を使わなくてはならない。(これができるだけでも現代では相当に「勝ち組」だとは思うが)

 

そう、人生において時間とお金がどちらも足りていることは基本的にないのである。

 

ではどうすれば僕たちは人生の最期に後悔せず、あるいは出来る限り後悔がない状態で残された時間を過ごすことが出来るのだろうか。

 

結論から言うと、幸せな人間関係を築いておくということに尽きるのではないだろうか。

 

年収はある程度の水準を超えると幸福度に影響を与えないというデータがある。

 

しかし、人間関係の充実度は有意に幸福度に影響を与えるということが様々な調査で分かっている。

 

これはもちろん、充実した人間関係を築ける人はある程度時間やお金に余裕があるからという側面もあるだろう。

 

しかし、僕の20年やそこらの短い人生を振り返っても、幸せな瞬間というのはお金ではなく人との関係の中にあったように思う。

 

僕が幸せを感じたのは、高い入園料を払って一日中ディズニーランドで遊んだときでもなければ、女の子と渋谷のオシャレなお店で食事をした時でもない。

 

学校の友人との友情や、両親からの愛情を感じることができた瞬間だ。

 

正直、幸せな感情は長続きするものではないと思う。

 

友達や家族とケンカすれば幸せな記憶はすぐどこかに消えてしまうし、何か嫌なことがあれば心の中はそれで一杯になってしまう。


それでも。

自分の人生で嬉しかったこと、幸せだったことを思い出そうとすると、楽しい遊びやおいしいごはんではなく、友人や家族との思い出がよみがえる。

 

きっと死が迫りつつあるときに求めるのは、大切な人たちとの時間なのだろう。

 

残された最後の時間に、僕はきっと家族や友人と過ごしたいと願うはずだ。

カーターやエドワードが最後は旅から帰って大切な人たちと過ごしたように。

 

長くなりましたが、後悔しない人生を送るためには人間関係を大切にするべきです。

 

それができていない原因が仕事であるなら、本当に自分が求めているのはお金なのか、そんなにたくさんのお金が必要なのか、社会的地位や名声だけが欲しいのか、自分自身に問いかけてみるべきです。

 

そしてもし人との関係を大切にしたいと思えたなら、「ありがとう」という単純な言葉がなんだかんだで一番自分と周囲の人を幸せにするように思います。